国民生活センターに葬儀費用のトラブル相談が増えている!

家族を亡くしたことで憔悴してしまったり、初めてのお葬式で何もわからずに業者に一任してしまったり・・・様々な要因で葬儀費用に関する料金トラブルが起こっています。

 

実際に国民生活センターにおける葬儀費用の料金トラブルの相談は増えており、少し古いデータになりますが2012年以降、年間700件以上もの葬儀費用に関する料金トラブルの相談が寄せられています。

 

独立行政法人国民生活センター「大切な葬儀で料金トラブル発生!」

 

参照:独立行政法人国民生活センター「大切な葬儀で料金トラブル発生!」

 

国民生活センターでも今後も右肩上がりで葬儀費用に関する料金トラブルの相談が増えていくことを予想していますので、巻き込まれないように注意してください。

 

国民生活センターの相談事例からわかる葬儀社との料金トラブルの原因には、

 

  • 親しい人との死別で冷静な対応ができないことがある
  • 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
  • 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
  • 葬儀で提供されるサービスが多く費用の項目が複雑である
  • 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

 

これらのことが影響して、料金トラブルが起こりやすい状態であることを事前にちゃんと理解しておく必要があります。

 

具体的にどのような相談があるのか、次の項目で紹介したいと思います。

 

国民生活センターへの葬儀費用の相談事例は?

 

国民生活センターに寄せられる葬儀費用に関する料金トラブルには、いくつかの特徴があり、

 

  • 契約・解約に関する相談
  • 価格・料金に関する相談
  • 販売方法に関する相談

 

お葬式を依頼する全てのタイミングで料金トラブルに巻き込まれる可能性があることがわかります。

 

実際にどういった事例があるのか、具体的なトラブル内容を紹介すると・・・

 

無断で葬儀を行われてしまった(30代男性)

 

父の葬儀の際に病院から自宅までの搬送を頼んだだけなのに、勝手に葬儀の準備に入り、葬儀社主体でどんどん進んでしまった。

 

仕方なく一番安いランクで良いという話をしたものの、依頼した覚えのないサービスや商品を付けられ高額な費用の請求をされた。

 

会葬礼状も100枚でよいと伝えたのに不足すると失礼になると300枚に増やされたり、斎場職員に対する心付けを1人5,000円で3人分強要され、しかたなく支払った。

 

高額な請求で内容証明まで送られてきた(50代男性)

 

母がなくなった際に葬儀業者に葬儀一式の見積もりを依頼したら150万円で、どれだけ高くなっても180万円に収まるだろううと言われた。

 

しかし不要なものも多かったし、180万円は支払えなかったので最高でも170万円になるように余計なものは削ってもらった。

 

実際に手元に届いた請求書には218万円と書かれており、説明を求めたが内訳は請求書を見るようにと言われるだけだった。

 

話の折り合いがつかないので、とりあえず180万円だけ支払ったが、その後法律事務所から内容証明付きの残金の請求があったので、どうすべきかという対処法を教えて欲しい。

 

事前説明のない追加料金を請求された(50代女性)

 

父が死亡した際に、病院で紹介された葬儀社と契約して葬儀一式を行った。

 

引っ越してきたばかりの土地ということもあり、土地の習慣もわからないし、親戚も近くにいないので質素な葬式を行いたい旨を伝え50万円のプランで契約した。

 

ただ契約書を交わしていなかったし、内容の説明も聞いていないのでその費用内で葬儀のすべて葬儀が行われると思っていた。

 

葬儀の祭壇や遺影の額縁が立派で驚いたが、それ以上に驚いたのは後日届いた請求書に150万円と書かれていたこと。

 

葬儀の契約に際して説明不足だった(40代男性)

 

母の葬式に際して、葬儀の準備の忙しさもあり気が動転していたこともあり、価格表も見せられずによくわからないまま次々に契約してしまった。

 

棺桶や祭壇、その他の価格表が一切なく、「棺桶はこれをお願いします」と注文した段階ではじめて価格がわかるようなひどい状態だった。

 

すでに契約書には著名済だが、葬儀費用がかなり高額になっており、こんなやり方は不当ではないかと思っている。

 

無断でサービスを追加された(40代男性)

 

パンフレットを見せられて、パック料金の葬儀を口頭で依頼したが、後日手元に届いたのは割高な請求書だった。

 

無断でドライアイス、献花、雑費等のサービスを付加され追加請求されているので納得出来ない。

 

書面での見積もりを貰っていないので、どうすることもできないのか。

 

葬儀費用の料金トラブルに巻き込まれないようにする方法は?

 

葬儀費用の料金トラブルに巻き込まれないようにする方法は?

 

本当に様々な料金トラブルがあり、どんな葬儀社に依頼すべきなのか非常に悩ましい状況だと感じてしまったかもしれません。

 

そこで国民生活センターも消費者に対して、料金トラブルに巻き込まれないように注意点やアドバイスを行っていますので、契約時の参考にしてください。

 

見積もりなどを確認し、納得してから契約する

 

葬儀社とお葬式の契約をする際には必ず書面で見積もりを出してもらい、納得してから契約すること。

 

見積もりを見た際に見積もりに含まれていない費用がどの程度あるのか?変動する可能性がある費用がどの程度あるのかを確認します。

 

見積もり以外の費用がかかる場合は必ず事前に相談することを徹底してもらい、知らぬ間に高額請求されないようにしましょう。

 

葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行う

 

自分で十分な判断が出来ないこともあるので、最終的に契約する際には、家族や親戚に相談するなどして、一人で判断しないようにします。

 

可能ならば葬儀社との打ち合わせには、家族か親戚を同席させるなどして、複数名で参加することを心がけましょう。

 

冷静な人と一緒に葬儀社の話を聞くことで、説明の聞き漏らしや確認し忘れを防ぐ事もできますし、喪主だけでは気付けないことも確認することができるでしょう。

 

生前にどのような葬儀を行いたいか考えておく

 

もしもの時に慌てることが無いように、できる限り葬儀について事前に情報収集を行っておきましょう。

 

また自分がどのような葬儀を希望しているのか、どのくらいの費用がかかるか等など、可能ならば家族と相談して葬儀に関する情報収集をしておけば、もしもの時にも冷静に対応できます。

 

すでに冠婚葬祭互助会等に加入して葬儀費用の一部を支払っている場合には、家族に加入していることも伝えておきましょう。

 

費用や希望をかなえてくれる葬儀社を探しておく

 

事前に希望を叶えてくれる葬儀社を見つけておくことも大切です。

 

見積書の請求に応じてくれたり、費用について理解できるようにちゃんと説明してくれたり、こちらの質問に対して丁寧に答えてくれる葬儀社を選ぶようにしましょう。

 

事前相談窓口のある葬儀社もありますので、電話や訪問などをして質問や相談をしておくのも良いでしょう。

 

インターネットで葬儀の見積もりや契約の申し込みができる葬儀社のサイトや葬儀紹介サイトが登場していますので、そういったものを使うのも良いでしょう。

 

 

トラブルになったら消費生活センターに相談しましょう

 

不審な点があったり、トラブルが発生したら、迷わずに最寄りの消費生活センター等に相談すること。

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