自宅葬とはどんなお葬式のことか?

自宅葬とはその名の通り、故人の思い出が詰まったご自宅で行う葬儀・告別式の事で、誰の目を気にすることもなく、故人との別れを家族や親族だけで行うことができるお葬式のこと。

 

自宅葬を行っている葬儀社の人が花祭壇だけでなく、玄関や庭なども装飾し、自宅の雰囲気に合わせたお葬式を行ってくれます。

 

装飾だけではなく、ビュッフェ料理やデザートも用意してもらえるので、ホームパーティーのような雰囲気で故人を偲ぶことができます。

 

家族葬や火葬式とは違って、通夜告別式を自宅でゆっくり行うことができるので、ご家族だけの別れをしたい人にも人気です。

 

自宅葬を行う場所はどこか?

 

自宅葬を行う場所はどこか?

 

自宅葬は自宅で行うから自宅ですので、マンションの一室で行うよりも戸建てに済んでいる人が選ぶ傾向が強いでしょう。

 

そもそもマンションのような集合住宅で、自宅葬を行うことで近所付き合いに悪影響が出ることも考えられます。

 

マンション等で自宅葬を行う場合には、近所の方との関係性や葬儀社にも相談して、自宅葬を行っても後々のトラブルの原因にならないのかなど、少し冷静に判断するべきでしょう。

 

自宅葬の流れは?

 

自宅葬の流れは一般葬とはほとんど変わらず、大きな違いはお通夜・葬儀・告別式を自宅で行うことと、参列者が家族中心だということでしょう。

 

ご遺体の搬送・安置

 

死亡確認後にご遺体を自宅まで移動させる必要がありますので、病院指定の葬儀社か、自宅葬を依頼する葬儀社に搬送を依頼します。

 

死亡後24時間以内の火葬は法律で禁止されていますので、自宅で一晩は過ごすことになります。

 

病院では長時間、ご遺体を安置することができませんので、葬儀社に連絡すると1時間以内にお迎えに来てもらえます。

 

事前に自宅葬をお願いしている葬儀社があれば問題ありませんが、病院紹介の葬儀会社の場合は、自宅葬以外の葬儀方法を勧められることがあるので、そこはうまくかわしましょう。

 

納棺の儀式を行う

 

納棺の流れは、湯灌(体や髪を清める儀式)→死化粧(遺体の髪や顔を整え、女性は薄化粧)→死装束への着替え→故人の愛用品などを副葬品として棺に入れて終了です。

 

家族ないし葬儀会社の人が行えますので、お坊さんを呼ぶ必要はありません。

 

お通夜

 

自宅のリビング等に花祭壇・棺・仏具(献花台)等のセッティングを行い、お通夜、告別式の準備をします。

 

一般葬と同じようにお通夜を自宅で行います。

 

葬儀・告別式・初七日

 

ご自宅にて告別式を行い、出棺時に最寄の火葬場に移動します。

 

葬儀・告別式と同じ日時に初七日を行います。火葬のあとに初七日法要を行う場合と、告別式の最中に行う式中初七日がありますが、式中初七日を選ぶ人が多いようです。

 

出棺・火葬

 

火葬場まで故人を搬送し、そのまま火葬をします。

 

多くの場合、葬儀会社のスタッフが火葬場まで故人をお運びし、火葬場で家族と待ち合わせて火葬を行います。

 

火葬にかかる時間は約1時間。その後、収骨を行って自宅葬は終りとなります。

 

後飾り設置

 

自宅にご遺骨を持ち帰り、安置します。後飾り壇を利用する場合は、葬儀社スタッフが設置をしてくれます。

 

自宅葬のメリットとは?

 

自宅葬を行うことのメリットは何か?

 

自宅葬のメリットを知ることで、お葬式に自宅葬を選ぶべきかどうかがわかりますので、自宅葬に興味がある人はチェックしておきましょう。

 

時間を気にせず故人と家族だけで過ごせる

 

自宅葬を選ぶことで、お通夜の時間も気にせずに故人との別れをゆっくり行うことができます。

 

式場を借りて行うお通夜だと、24時間利用できるわけでもなく、ある程度の時間で追い出されてしまったり、周りの目も気になります。

 

自宅葬なら故人との別れを本当にゆっくり行うことができますので、周りに気を使わずに、ゆっくり過ごしたい人に向いています。

 

住み慣れた自宅に戻してあげられる

 

故人が長期入院をしていたり、自宅以外の場所で亡くなったものの自宅への思い入れや家族の思い出がつまった自宅で過ごしたいと思っている人も多いでしょう。

 

自宅で亡くなることはできなかったものの思い出がつまった自宅で最後のお別れをしてあげたいと、自宅葬を選ぶ人も増えています。

 

近所付き合いの多かった方なら、自宅葬にすることで故人と縁の深かった人が思い出話をすることもできますので、そういった部分もメリットでしょう。

 

式場を借りる費用や手間を抑制できる

 

自宅葬はシンプルに自分たちだけで行うこともできますし、葬儀社に依頼しても式場を借りる費用を削減することができます。

 

参列者が少なく、手間を掛けずに行えることも自宅葬を選ぶ理由になるでしょう。

 

コスト面と手間の両方を削減しつつも、家族でしっかり見送ることができるの自宅葬のメリットです。

 

自宅葬のデメリットとは?

 

自宅葬をすることで起こるデメリットとは?

 

自宅葬を選んだことで起こるデメリットも知った上で、本当に自宅葬があっているのかを考えることも大切です。

 

ご近所に配慮をする必要がある

 

戸建てでもご近所さんへの挨拶や気遣いは必要ですし、マンション等の集合住宅だと、規約で自宅葬を禁止しているところもあります。

 

マンション等で行う場合には、同じフロアの方には事前に挨拶などを済ませておくべきでしょう。

 

近所の方に理解してもらえなければ、後々の近所付き合いに悪影響が出ることもあるので、事前の配慮や気遣いはしっかり行っておきましょう。

 

お坊さんようの仏具の設置準備や後片付けが必要

 

お通夜、葬儀・告別式を自宅で行うということは、お坊さんを自宅に呼んで行う必要があるので、経読の為に仏具を設置する必要があります。

 

式場を借りれば式場に用意されている仏具をベースにお通夜も葬儀・告別式も行われますので、設置等の準備は必要ありません。

 

しかし自宅葬の場合は、設置スペースを作り、仏具の設置準備や後片付けが必要になることも理解しておきましょう。

 

霊柩車などの駐車スペースを確保する必要がある

 

故人を出棺する際には霊柩車に乗せて移動させる必要があり、そのために霊柩車を事前にスタンバイさせておく必要があります。

 

霊柩車の駐車スペースやお坊さんや参列者の駐車スペースなどを事前に準備しておく必要があることも理解しておきましょう。

 

特にマンション等だと近くに駐車スペースがない場合もありますし、出棺の際に自宅からどう運ぶかということも大切ですので、そのあたりもしっかり理解しておきましょう。

 

自宅葬がおすすめな人とは?

 

自宅葬にはメリットもデメリットもあることがわかったと思いますし、その比較だけで自宅葬が向いているか判断できた人もいるかもしれません。

 

一般的に自宅葬がおすすめな人は、

 

  • 費用をかけずにお通夜や葬儀を行いたい
  • 身内だけで静かに故人を送ってあげたい
  • 病院や施設で過ごし自宅に戻りたいと願っていた
  • 故人がこじんまりとしたお葬式を望んでいた
  • 参列者に高齢者が多く葬儀に参加するのが大変
  • 故人が亡くなる前に自宅葬を希望していた

 

時代の変化とともに自宅葬を希望する人が増えていますし、自宅葬だから故人をちゃんと送れないということもありません。

 

あなたやご家族の希望や状況に合わせて、故人にあった葬儀方法を選んであげてくださいね。

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