直葬 メリット デメリット

直葬とは?

直葬とは何か?

直葬とは火葬式とも呼ばれている葬儀方法で、お通夜や告別式などの儀式を行わずに、ごく少数の家族や親族だけで火葬だけを行う葬儀方法のこと。

 

亡くなった方のご遺体を安置場所から火葬場に移してすぐに火葬をしてしまう方法で、とてもシンプルでコンパクトな葬儀方法なので、家族の負担も少ない方法です。

 

直葬なんてする人がいるの?と思うかもしれませんが、埼玉・東京・神奈川の3県で行われる葬儀の5.8%が直葬だということがわかっています。

 

時代の変化とともに社会との関係性が希薄化したり、核家族化が進み子供や家族がいないことで、シンプルな直葬を選ぶ人が都市部を中心に増加傾向にあります。

 

直葬を行う場所はどこか?

 

直葬はお通夜も告別式もなく、火葬場だけで終わります。

 

お坊さんを呼んで「納めの式」を行う場合と、家族親族だけが立ち会って、その場で最後のお別れをしてそのまま火葬してしまうパターンがあります。

 

火葬場の予約さえできれば、故人が亡くなった24時間後以降であれば、いつでも近親者だけで行えるのも直葬を選ぶ理由でしょう。

 

斎場や式場の都合に合わせる必要もなく、葬儀にかかる費用をすごく安くすることができます。

 

直葬の流れは?

 

直葬の詳細や流れは?

 

直葬(火葬式)は一般葬や家族葬の火葬場で行うことだけを切り出したものですので、必要最小限の葬儀を行うことができます。

 

ご遺体の搬送(火葬場へ)

 

直葬をする場合でも、死亡が確認されてから24時間は自宅ないし安置所に移動することが必要ですので、安置場所から火葬場に搬送する必要があります。

 

安置場所から火葬場に移動する際には、自治体の窓口で死亡診断書を提出して火葬許可証を事前にもらっておく必要があります。

 

納めの式を行う

 

火葬場では故人の入った棺が火葬炉の扉前の祭壇に安置されます。

 

祭壇には遺影と位牌も合わせておき、家族や親戚などの参加者が故人の周りに集まり、そこで最後のお別れを行います。

 

僧侶が同行している場合は、そこで読経をしてもらい参列者の焼香が終わると、棺は火葬炉の中に入り、火葬が始まります。

 

納めの式に合わせて、式中初七日を行う場合もあるでしょう。

 

火葬

 

平均的な日本人体型の場合は、火葬にかかる時間は1時間ほど。

 

火葬炉の種類や故人の体の大きさによっては、1.5時間〜2時間ほどかかる場合もあります。

 

その間は休憩室(有料)などを借りて火葬が終わるのを待ちます。

 

収骨・繰り上げ初七日法要

 

火葬が終わったら火葬場の係員の指示に従って、2人1組で箸を使って骨を拾い、骨壷に収めます。

 

火葬後に「初七日の繰り上げ法要」を行う場合もあるでしょう。

 

直葬のメリットとは?

 

直葬を行うことで、どのようなメリットがあるのか?

 

直葬のメリットがわかれば、都市部を中心に増えている理由もわかりますし、あなたが直葬を選ぶべきなのかという判断もできますよね。

 

葬儀にかかる費用をかなり安く抑えられる

 

直葬を行う際に必要になる項目がとても少なく、火葬場の使用量や僧侶の読経など最小限の負担で済むことで、かなり安い費用で葬儀を行うことができます。

 

ネット上の葬儀社の場合は、20万円以下で行えるところも多く、なかには15万円以下という葬儀会社も。

 

一般的な葬儀費用の平均額は190万円と言われていますので、コスト面を重視する人にも選ばれています。

 

遺族の負担を少なくすることができる

 

お通夜と告別式のない直葬は、同席者以外の参列者への対応を行う必要もなく、葬儀会社との打ち合わせなども最小限で済みます。

 

一般的な葬儀を行うためには、様々な準備が必要で時間的な負担、精神的な負担が遺族にのしかかっています。

 

直葬は遺族の負担をかなり減らすことができるのも大きなメリットでしょう。

 

直葬は所要時間がとても短い

 

直葬はお通夜も告別式もないので、葬儀全体にかかる時間を最小限にすることができます。

 

納めの式や収骨などを踏まえても2〜3時間もあれば十分に終わってしまうものなので、忙しい現代人にあっている方法ともいえます。

 

お通夜と告別式を行えば2日間は必要になりますので、わずか1日で終わってしまうのもメリットと言えるでしょう。

 

返礼品や香典返しを用意しなくてよい

 

返礼品とは葬儀に参加した人にお渡しする品物のことなので、お通夜も告別式も行わない直葬の場合は、返礼品を用意する必要もありません。

 

また香典に関しても基本的に直葬の場合は、香典を渡さなくても問題がありませんので、香典返しの用意や対応を行う必要がないと言えます。

 

ただ香典をもらってしまった場合は、香典返しを用意する必要がありますので、そこはしっかり対応しましょう。

 

返礼品や香典返しを用意しなくてもよいということで、事務的な負担がなくなるのも直葬のメリットと言えます。

 

直葬のデメリットとは?

 

直葬をすることで起こるデメリットとは?

 

直葬を選んだことで起こるデメリットも理解した上で、本当に直葬があなたにあっているのかを考えましょう。

 

寺院に納骨を反対されることもある

 

ご遺骨を収める菩薩寺が決まっている場合、お寺ではその宗派に合わせた葬儀を行い、その後、納骨する流れになります。

 

しかし直葬とはお通夜も告別式も行わない方法で、直接火葬場で行ってしまうもの。

 

宗教宗派を軽視していると考え、お寺への納骨を拒否される場合ありますので、先祖代々の墓があるような場合は、事前にお寺に相談しましょう。

 

菩薩寺がある人の場合は、直葬する前に必ず寺院に相談しなければならないことを理解してください。

 

葬儀後の弔問対応が多くなる可能性がある

 

直葬を選ぶと、参加できる人が本当に限られてしまうために、ご焼香をするためには、後日に自宅まで来てもらう必要があります。

 

葬儀自体はあっという間に終わってしまったものの、知人や友人が多かったり、社会的なつながりが強い人だと弔問が増える場合も。

 

その場合はすべて個別対応が必要になるので、一般葬よりも葬儀後が大変な人もいますので、生前の人間関係の把握も直葬を選ぶ際の重要なポイントです。

 

親族や友人から不満や苦情が出ることがある

 

直葬だと参加できる人数が限られているので、葬儀に参列できなかった人から、不満や苦情を言われてしまう場合も。

 

直葬をするなら、できるだけ速やかに事前のその旨の連絡と理由などを説明しておくべきでしょう。

 

地方に行けば行くほど直葬を行う習慣がありませんので、しっかり説明して事前に理解してもらう必要があります。

 

火葬までの安置場所の確保が必要になる

 

葬儀業者にお願いすれば済むことですが、日本の法律では死後24時間は火葬することができませんので、それまでの安置場所を確保しなければなりません。

 

自宅で死去した場合も火葬場まで棺に入った状態で運ぶ必要があるので、マンションなどでは保管後の移動が難しいでしょう。

 

自宅→火葬場で直葬して少しでも安くしよう考えている場合には、移動方法やい移動ルートの確認も必要ですよ。

 

直葬がおすすめな人とは?

 

直葬がおすすめな人とは?

 

直にはメリットもデメリットもありますし、この比較を参考にして直葬が向いているか判断できた人もいるかもしれません。

 

一般的に直葬がおすすめな人は、

 

  • 葬儀費用をできるだけ安く抑えたい
  • 身内だけで静かに故人を送ってあげたい
  • 故人が高齢で葬儀の参列者が少ない
  • 参列者に高齢者が多く葬儀に参加するのが大変
  • 故人が亡くなる前に直葬を希望していた

 

時代の変化にあわせて直葬を選ぶ人も増えていますし、直葬だから故人の見送りができないということでもありません。

 

あなたやご家族の希望や状況に合わせて、故人にあった葬儀方法を選んであげてくださいね。

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