冠婚葬祭互助会とは?

冠婚葬祭互助会とは、経済産業大臣の認可を受けて葬儀や結婚式などの冠婚葬祭サービスの提供を目的として、費用の積立を行う会員サービスのこと。

 

将来の希望するタイミングで、一定の内容でサービスを受ける契約を締結し、契約内容に応じて一定期間必要な費用の積立を行います。

 

全国に500ほどの互助会の事業所がありますし、友人の紹介や勧めで加入している人も多いかもしれません。

 

ただ冠婚葬祭互助会に加入する際に、勧められるがままに加入した人も多く、実際にどこまでお得なのかがわかっていない人もおり、それが原因となるトラブルも起こっています。

 

冠婚葬祭互助会で多いトラブルや相談内容は?

 

冠婚葬祭互助会で多いトラブルや相談内容は?

 

冠婚葬祭互助会に関するトラブルで多いのは、

 

  • 追加料金
  • 解約料

 

この2つに関するトラブルです。

 

冠婚葬祭互助会の追加料金トラブルとは?

 

冠婚葬祭互助会に加入して毎月費用を納めていても、互助会の積立費用はお葬式の一部でしかないこと。

 

斎場を建設する費用や維持費などに当てられたり、儀式に必要な各種の衣裳や祭壇などの備品を購入することなどに使われます。

 

互助会の加入者の特典としては、低廉な価格で斎場を利用でき、加入時に約束した冠婚葬祭の契約内容をいつでも保証されているということ。

 

だから実際に互助会で葬儀を行う際には追加料金が発生しますので、この部分を理解していないことで追加料が発生し、料金トラブルになってしまいます。

 

冠婚葬祭互助会の解約トラブルとは?

 

冠婚葬祭互助会に加入して費用を積立していても、実際の葬儀内容を確認し、葬儀社の方がプラン的にお得な場合もあります。

 

事前に互助会の本社に連絡して、

 

  • 加入内容
  • 加入口数
  • 満期になっている金額
  • 葬儀の際の追加料金

 

について確認しておけば、最近は家族葬や一日葬、火葬式などの格安費用でできるお葬式もありますので、それらと比較検討することがでるでしょう。

 

冠婚葬祭互助会と葬儀社を比較して葬儀社の方が割安な場合に解約の申し出を行うこともできますが、その際の解約料が問題になるんです。

 

冠婚葬祭互助会の一般的な解約料は今までの積立金の15〜20%と言われていますので、それを無駄にすることになりますので、総合的に判断することが必要です。

 

ただ冠婚葬祭互助会の解約手数料に関しては、平成27年1月22日に最高裁で適切であるという判決が出ていますので、すでに加入している場合は納得するしかありません。

 

冠婚葬祭互助会で実際に起こったトラブル事例は?

 

具体的にこれまで起こった事例には、

 

・葬儀一式を冠婚葬祭互助会にお願いしたが、追加料金の多さに本当に驚いた。

 

・父の葬儀を冠婚葬祭互助会で行ったが、積立金で充当するはずの祭壇が割引にしかなっていない。

 

・冠婚葬祭互助会の解約料が高すぎて驚いた。

 

ちなみに冠婚葬祭互助会とは、経済産業大臣が認可している事業者ですが、公共団体ではないので、倒産のリスクもあります。

 

倒産時に保証されるのは積立金の半額ですので、本当に加入する意味があるのか?積立金を支払い続けるメリットがあるのかもしっかり考えた方がよいと思いますよ。

 

冠婚葬祭互助会のその他の問題点やデメリットは?

 

料金トラブルが多い冠婚葬祭互助会ですが、トラブル以外にも問題点やデメリットはないのか徹底検証してみたいと思います。

 

冠婚葬祭互助会での葬儀は80名以上の参列者がいるような豪華な葬儀・告別式には向いていると言われていますので、メリット・デメリットを踏まえて加入の判断を行ってください。

 

冠婚葬祭互助会の葬儀はダウングレードができない!

 

冠婚葬祭互助会に加入するということは、最初に話しましたが「一定の内容でサービスを受ける契約を締結」するということです。

 

互助会の掛け金とは、葬儀費用の分割前払い金という解釈なので、最初に申し込んだ葬儀よりも金額が低いコースに変更することができません。

 

その理由の一つに、葬儀のグレードを下げたとしても、その分の差額を返金することができないから。

 

この部分を理解していないと、冠婚葬祭互助会で家族葬のような小さなお葬式を行おうとしても、対応してもらうことができず、高い葬儀費用を支払わなければならないことになります。

 

もしあなたが将来的に家族葬や火葬式のような小さなお葬式を希望する可能性があるなら、冠婚葬祭互助会への加入は慎重に考えた方がよいと思います。

 

また80名以下の参列者しかいないような葬儀であれば、冠婚葬祭互助会で葬儀を行うよりも民間の葬儀社を利用した方が格安費用で行うことができるでしょう。

 

冠婚葬祭互助会の積立金だけで葬儀を行うことはできない

 

冠婚葬祭互助会に加入することで、葬儀費用を分割して前払いすることができますが加入口数には限度があり、すべての費用を事前積立金でカバーすることはできません。

 

一般的な冠婚葬祭互助会の加入上限は2口。

 

それ以上の費用を積み立てられない理由はありませんが、冠婚葬祭互助会が上限口数を設けているので、積立金だけで葬儀を行うことができません。

 

これは冠婚葬祭互助会が積立金の半額を供託し、残りの費用を使って冠婚葬祭互助会の運営を行っています。

 

「斎場を建設する費用や維持費などに当てられたり、儀式に必要な各種の衣裳や祭壇などの備品を購入」して、すでに手元に現金は残っていません。

 

だから無料で葬儀をしても儲からないので、冠婚葬祭互助会ではすべての費用を積立金でカバーすることができないように上限口数を設定しているのかもしれませんね。

 

民間団体なので運営コストも積立金や葬儀費用から補う必要があるので、仕方のないことかもしれません。

 

高すぎる祭壇使用料に、怪しい値付け

 

冠婚葬祭互助会の葬儀はとても豪華な祭壇を使って行うことができますが、祭壇は何度も利用されているもの。

 

具体的な金額をいえば、通常利用料が40万円の祭壇が互助会の会員だと20.8万円引きの19.2万円で利用できるというもの。

 

これまでの葬儀で、何百回何千回と使い回されてきた祭壇でもそれだけ高額な費用が必要になり、葬儀費用全体の3〜5割にもなっています。

 

リース料として妥当なのか?

 

個人的には高額すぎるリース料だと思いますし、その金額を支払えばそれなりに見栄えの良い新品の祭壇を用意することもできるでしょう。

 

会員割引を適応することで、割引感(満足感)を得られるようにしているとしか思えない部分もあります。

 

また「献奏」という告別式で流れる音楽にも費用をつけるような見積もりがあるそうですので、同業者の人もそれを知り驚いていたのだとか・・・。

 

通常はそこは無料ですし、あえて費用を請求するような項目ではないし、請求金額も高すぎると批判されていました。

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